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2011/07/27 (Wed) とりあえず更新

さかのぼってみたら、俳句を1月以来更新してなかったので・・・

以下、会誌掲載以外の投句も含みます。




2月投句



  霊 園 の く う を み た せ る 羽 根 の 雪



  ハ モ ニ カ の 窓 を は ぐ れ て 息 白 し



  屋 根 屋 根 の 贅 や 下 町 雪 の 朝



  霊 園 の 墓 さ ま ざ ま を 均 す 雪



  み ん な み に 飛 行 船 待 つ 冬 日 和



  七 七 の し つ ぽ を 切 り て 日 向 ぼ こ



  春 立 つ や 生 け る 者 ら の た め に 墓





3月投句


 
  遺 さ れ ず 汝 が 精 子 み な 冬 銀 河



  慟 哭 も 軽 き 言 葉 よ ぼ た ん 雪



  如 月 の 接 吻 か ろ く な り に け り



  弥 生 き て 土 に 埋 め し こ ゑ を 掘 る



  落 札 の 男 雛 と 女 雛 め あ は さ れ



  内 裏 雛 き み が 鬼 眉 愛 せ ま せ ぬ



  大 地 震 (おほなゐ) を 詠 へ ず に を り 鳥 雲 に





4月投句



  安 穏 と 暮 ら し て を り き 冴 返 る



  一 人 の 死 ×(カケル) 万 を も 春 の 闇



  泣 く た め の ニ ュ ー ス に 非 ず 春 の 泥



  花 ふ ぶ き 万 の ひ と 皆 み な 何 処 へ



  汝 が 溶 け て ゐ る 春 の 闇 持 ち 帰 る



  水 槽 の 水 位 は 下 限 地 震 の 春



  ハ モ ニ カ は ブ ル ー ス ハ ー プ に 春 の 宵



  夫 が ひ と つ 持 つ 花 の い ろ 臍 の 底



  深 爪 を た し か め て ゐ る 春 の 舌






以上で、俳句はひとまずお休みすることにしました。

ブログに掲載していない句も、いつか全部『鈴雨のお宿』に保存したいとおもいます。



拙句をお読みいただき、ありがとうございました。





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2011/01/12 (Wed) 迎春



   凩 や パ ー ス ペ ク テ ィ ブ 極 ま れ り



   冬 眠 を で き ぬ ゐ も り の 仁 王 立 ち



   初 夢 の 玉 三 郎 の 陽 気 な る



   夢 に 着 し 黒 縮 緬 に 梅 紅 き



   冬 天 の か つ こ ん と 鳴 る 頭 蓋 か な



   悲 し み の 凍 て か な し み の 麻 痺 し た り



   寒 晴 や い ち に ん の と こ し へ の 不 在







たいへん遅くなりました。

あけましておめでとうございます。

今年もゆるゆるよろしくおねがい申し上げます。



以下、いまさらながらの賀状です。


          あけましておめでとうございます

           昨年はシーズン終盤になって観戦熱が急上昇、
           神宮球場・また神宮球場・そしてクライマックスシリーズの
           甲子園へ!!!
           …あっけなく燃え尽き、東京行き最終の新幹線に乗り遅れました…。
           が、なんとか気を取り直して12月。
           歌うドラマー誠は、オリジナル2曲をひっさげて
           オヤジバンドのライブに参加。
           幻の迷曲「ホタルイカ」「沖漬ブルース」は
           いつまた日の目を見ることやら。
           さて今年はケッコン10周年。アニバーサリーライブでも・・
           やるとかやらぬとか・・・♪?♪?♪
                                     2011 元旦

                                 (今年も我が家はトラキチです。)
                  jabitora2.jpg




・・・という賀状。
ついにやっちまいました。
年が明けてから作成しての賀状返し
という不義理。。


ごめんなさい。。。


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2010/12/22 (Wed) 微笑もて空ささへをり冬薔薇





      欠 落 が 人 を つ な い で 冬 の 蝶 





      凍 つ る ま ま か の た ま し ひ の 還 り け り





      微 笑 も て 空 さ さ へ を り 冬 薔 薇
  (ふゆさうび)

                          




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2010/11/23 (Tue) かなしまむオール電化よ湯豆腐よ

DSCN2532r.jpg



12月号投句





     小 春 空 や や し ぼ み た る 父 の 頬



     ふ た 月 を 蕾 の ま ま に み せ ば や と



     み せ ば や の 欠 片 の 秘 色 う つ ろ は ず



     み せ ば や の 葉 に 体 温 を う つ す 午 後



     か な し ま む オ ー ル 電 化 よ 湯 豆 腐 よ



     な が ぐ つ の 先 と ひ き あ ふ 冬 満 月



     鉄 道 林 寒 オ リ オ ン に ひ ら か れ て



     悲 し み の 次 元 が 違 ふ ひ と 冴 ゆ る







DSCN2544tr.jpg




画像は六義園。
元美術部の先生と友達と3人で、スケッチ行きました。
櫨の紅葉の、それはそれは美しく。

スケッチより、デジイチ持ってけばよかったと後悔。

また描きにいきたいと思っております。



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2010/10/26 (Tue) 鉄塔を北へつないで秋の雨

久々更新してテンプレも変えたら、思い出した。

10月分投句upしてなかった。





   はつあきの初つけまつげ風を往く


   秋麗にボタン電池を解放す


   引退の捕手の胴上げ秋の声


   秋天とスカイツリーと馴染みつつ


   鉄塔を北へつなげて秋の雨


   川べりをレッカーに曳かれゆく月夜


   秋灯にこの町ひとつ沈めけり

 
   時計草正午指しをり秋うらら


   星月夜形見のメールともし継ぐ






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2010/09/27 (Mon) 秋麗にボタン電池を解放す

本日秋雨の時計草。P9272203a.jpg
隠れるように咲きおった。



P9212200a.jpg
時計草正午指しをり秋うらら そっくりかえって咲きおった



P9212196a.jpg
秋の光こぼれる庭に、自己満足。



そんな日々の野球俳句。



  
    ナ イ タ ー の ナ ゴ ヤ ド ー ム や 青 重 し



    引 退 の 捕 手 の 胴 上 げ 秋 の 声






昨日は、ハマのヒトデらと神宮の燕らが、期待どおりにようやってくれました。




私は、生まれて初めての 出版記念会 という場に、冷汗かきかき居りました。
会場への階段対策のため、介助者に同伴してもらいました。(オット、感謝。)


主賓KSさま、おめでとうございました!
次は句会でお会いできますように、がんばります。

KSさま、SGさま、MRさま、KSさま、、『里』のみなさま、
とても気さくに親切に接していただきまして、本当にありがとうございました。

そして、なんと目の前に!櫂未知子さん!!!(きゃ~本物だ~~~状態)
うう。お話してしまった!か、カンゲキ。。お酒強そう・・・(なんちゅー感想;)

あちらには、BS俳句王国で一方的にお会いした佐藤文花さんが!山口優夢さんも。

・・・と、心の中で静かにミーハーしていました。




ああ。
こんなことぢゃいかん。

精進しなければ。。。。。




      は つ あ き の 初 つ け ま つ げ 風 を 往 く





<追記>

つけまつげネタを書き加えてしまったので、ネタばらし。

ある日面白半分に、化粧品のオマケに付いていたつけまつげを着けてみた。
ら!
なんだ~~これだけで、たるんだ瞼が持ち上がるじゃん!!!
という事実を発見。うすく二重になるし。

自前の貧弱な睫を必死にいじる(カールとかマスカラとか)より、はるかに簡単お手軽。
イマドキのつけまつげは、昔の(芸能人か水商売限定?)のような庇ぢゃあないのね!

と、目からウロコだったので、さっそく試験的に装着おでかけしてみました。

右側はすぐできた。が、左側がなかなか自然に装着できない・・・・
時間あるから、読売×ヤクルト戦観ながらのんびりやってたら、かれこれ30分。。
さすがに焦りが芽生えると共に、あほらし感も充満してきた、、ところでひょいとできた。

でもなんだか、左の目頭に違和感あり。

目からウロコ、ならいいけど
目からマツゲ、落ちたりぶらさがったりしたら、、、生涯の汚点なので。。
介助役オットに、まつげ番も兼ねてもらいましたのよ~。




            おほほほほ~。。。(爆)




つけまつげ装着仕様のすずぼんを見たい方、デートにお誘いください。





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2010/09/15 (Wed) 秋天とスカイツリーと馴染みつつ

P9072137a.jpg

おっ。ついに秋が!と思った朝。スカイツリーもよく見えて。





10月分投句。




   くれなゐのカンナが焦がしゆく屋敷


   抑揚の涼しくナースに呼ばれけり


   新涼や東京タワー凝縮す
 

   並べたやあれほどまでに鱗雲


   葉をこぼれまた葉を透かし秋日影


   往くほどに真葛のかづら求めきて


   髪切れば鏡ににはか秋の霜


   昇り来つエレベーターに溢(あぶれ)蚊と


   居らねども見上げてしまふ秋の空


   見えざるは見えざるままに月の裏








3句めの東京タワーは、神宮球場(観戦記のちほどupします;)への往路での実感でした。


夜には遠くきらめく東京タワーを、我が家のリビングから日々眺め慣れて3年半。
最近ではスカイツリーがだいぶ伸びて、影が薄くなりつつあります。。

展望台の内側から白い光がきらきらと漏れてかがやく、黄昏のスカイツリー。
作業のための照明でしょう、夜には消えるこの光が、なんともせつない気持ちになります。

P9072144a.jpg

・・・で、それを撮りたかった↑のですが、全然だめでした。。。
ヒドイ画像でごめんなさい。(満足に公開できるような画像は皆無)

ちなみに、これはリビングから。
左手前のマンションの上に出てるのがスカイツリー。
(コジマ電気、じゃま!)
で、右端のほうの微かな明かりが東京タワーです。。

・・・しかしひどいな。。。。



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2010/08/18 (Wed) あの花火ことしは見下ろしてゐるか

8月分投句




   サンダルの窪みの水も夏の空


   半夏生をとこの脛の白き頃


   向日葵やツールドフランスけふも風


   夏の丘ゆらり跨いでゆかれけり


   汝が足の指の谷底夏の星


   まなぶたの膚のまはだか触れず視つ


   カーナビに翻弄されて大西日


   東京の塔のあひだの遠花火
 

   あの花火今年は見下ろしてゐるか








7月分投句




   あぢさゐの繁りの底に鉢は裂け


   葉を閉ぢていよよ紅さす合歓の花


   白南風がぽつかんと産む飛行船


   覗かれて冷房切りぬ時計草


   インテリアとして上下する海月かな


   はたんきやう上枝にばかり父老いぬ


   かづらぐさひもすがら解く夏帽子


   つりしのぶ多すぎる根やタランチュラ


   紗を引けば街の灯なべてクルスなり








6月分投句




   薫風や地下の白骨かるからん


   うなじから覚醒したり青時雨


   吸へよとや蕊ふるはせてすひかづら


   すひかづら蔓いざなへばなほ匂ひ


   忍冬の花粉手首にしまひけり


   燕の子飛翔せはしき∞(無限大)


   湖のけぶる向かうに余花を指す


   日光やしぶきなだるる花卯木


   石垣の苔みる人や緑さす


   花合歓のそくばくふはりうしろから








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2010/05/12 (Wed) 走り茶やほととほどくるまでの闇

P5111598.jpg

むらさきつゆくさ、白と紫それぞれ株を増やし、今年も開花。
うれしい。





さて、続きまして5月の投句分。



 

  春 眠 の ほ と り に 若 き 君 と 逢 ふ


  ふ ら こ こ や フ ァ ー ス ト キ ス は 触 る る の み


  八 重 桜 ぼ つ た ぼ つ た の 雨 重 た


  あ り え な い こ と も 過 去 へ と 青 嵐


  う つ し 世 に 無 き も の の 名 を 五 月 闇


  は つ な つ や 母 に 似 て ゆ く 肘 か く す


  ハ ン カ チ の 四 つ 折 り が ず れ ゆ く 道 理


  ナ イ タ ー で 負 け て 夫 婦 の 無 口 か な


  か な し み て へ く そ か づ ら を 覚 え し 日


  走 り 茶 や ほ と と ほ ど く る ま で の 闇







P5081591.jpg

                    P5111614.jpg




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2010/05/12 (Wed) 母の日や臍のやうなる渦の花



P5081593.jpg

今年の母の日、義母には黄色のカラーを届けに行きました。

おかあさん、元気でいてくれて本当にありがとう。P5051575.jpg




***************




すっかりupし損なってました。

4月の投句分。






    鬼 子 母 神 堂 へ 累 々 落 椿


    鳥 雲 に 人 は 森 へ と 生 き に ゆ く


    春 と も し 母 の 煮 豆 も 灯 り た り


    ウ ォ シ ュ レ ッ ト の ノ ズ ル よ り そ ひ 春 ね む し


    た ん ぽ ぽ や 保 育 園 児 の 両 想 ひ


    隠 し 絵 や 花 に ま ぎ る る 鳥 の 数


    花 に 陽 の 闌 け て 散 り く る ひ か り か な


    さ く ら も ち 献 体 登 録 お ほ す ぎ て


    テ ル ミ ン の 音 さ だ ま ら ず 春 愁


    蘖 や ス カ イ ツ リ ー の 伸 び あ ぐ ね







*****************



4月の東京句会(吟行会)、勇気を出して参加しようと、はりきっていたのですが。
ちょうど1週間前から不審な関節痛と風邪の症状。。

結局キャンセルさせていただきました。。。



次の機会には、がんばるのだ!




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2010/03/10 (Wed) 花の箋買ひあつめたり乙女なり


P3101499.jpg

いつぞやちらと書きました、花の伊予和紙便箋。
画像のものは、桜3種と花水木。
ちょっと夕方の光で、色がいまいちですが。(畳ももう少し青畳の名残あるし、、)

これシリーズで販売されてまして、季節ごとになかなかのデザイン揃え。
購入したのは画像のほかに一筆箋とミニ便箋、(すべてデザイン違いのところがニクイ!)
ほか、画像の便箋のお揃い封筒。しめて、ン千円投入。。。
(これと手作りチョコ材料で散財して大恐慌。以後、倹約主婦に成長したぞな。)
(あっ、でもその後、2月のあの「お仕事」の日当、シャチョー経由でもらえたんだもんもん♪)

画像は表紙だけですが、中身・・便箋それ自体も、凝った作りです。
表裏別々に部分的な色の印刷と透かしがなされ漉き目と相俟って、よろしき風情。
手紙ゴコロを掻き立てられまするよ。








    花 の 箋 買 ひ あ つ め た り 乙 女 な り      




    ぎ ん の 眉 た ひ ら か に 笑 む 春 シ ョ ー ル




    ア ル ペ ジ オ と ぎ れ と ぎ れ の 朝 寝 か な




    ク レ ー ン に 春 昼 す こ し う ご い た り




    地 下 鉄 の 地 上 の 車 庫 や 風 光 る




    銀 箔 の 捲 れ て し し や も 春 め け る




    春 の 闇 マ ト リ ョ ー シ カ の そ れ ぞ れ に




                                           鈴雨






しかし、このあいだの暑さから一転、また雪降るし。
春昼とか春の闇とか、、ちょと早かったかしら。。

つか、月並み。予定調和。ゆるゆるの凡作ばっか。
季語にもっともっともっともっと(・・以下省略)、親しまねば。

ということは、やはりさまざまな俳人の句を読まなければ。

というわけで、このところ、、というかあれ以来、俳句誌や評論を読み漁っております。

句集を読むにも、子規と虚子(あ、芭蕉も;)以外何を選べばよいかもわからず。
読むべき俳句といったら、全部!ってことになっちゃうし。

・・・・どなたかアドバイスいただけましたら、たいへんありがたく。

とりあえず最初に杉田久女と櫂未知子集を読みました。
あと、いまだ読みきれていない、歳時記の例句。これだけでもかなりの量ですよね。

さて次は誰を?と、相変わらず俳句関連雑読して模索中の次第です。

どうも女性俳人に共感しがちなのですが、初心者は偏らないように読まなければ。と自戒。




しっかし、、いまさらながらですが、、、俳句も深い。。。
その深み高みを思えば、やはり気が遠くなるようで。




ふりむいて悲しみの深みに入ってゆくような苦しさになってしまった短歌とはちがう、

かなしみを抱えながらも、前を向いて立つ力が湧いてくるような・・・
つきぬけたような明るさに開かれている、でも果てしなくて途方に暮れてしまう、空間。
それが、現在の私にとっての、俳句です。




まぁ、どっちにしても凡才は同じこと、よちよちマイペースも同じこと。
ただ今度は、挫折せずに進歩できるまで長く続けていけたらいいな、と思います。


って決意表明になってしまったか?(^^;




うーん。


毎日一句でブログ更新するかな。



いやいや、、あんまり無理しないでおこう。。。





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2010/03/03 (Wed) ご報告&ごあいさつ

先日、短歌人会を退会いたしました。

理由は、短歌と向き合えなくなってしまったから、です。

ある悲しみを抱えてしまいました。

(悲しすぎてここにはとても書けないこと、おゆるしください。)



「得られない」悲しみは、得られたときに癒えましょう。

「失った」悲しみは、失われたものがまた戻れば癒えましょう。

けれど、「喪った」悲しみは、癒えることはもうありません。
時間をかけて、諦める。そうすることでしか、乗り越えられない。



そのような悲しみを抱えながら、歌を詠む方々がたくさんいらっしゃる。

時には、歌を詠む友その人が喪われる、という悲しみにも出会いながら。




・・・私はなんでこう、短歌のこと考えると悲しみで一杯になってしまうのでしょうか。




実は、ちょっと体調も低下しておりました。
(あ、骨折は無関係です。)

月2本までに減らして順調だったエンブレル、
1月途中にまた週1本に増やすような状況で。




短歌に対して、私は本当に甘い考えで向かっていたと思います。

今はとにかく、離れてみることにしました。



欠詠だけでなく、会誌の購読もやめることにしたのは、
読んでいればどうしても「私も短歌つくるべき」だと思えてしまうからです。

そのような苦しい循環を断とうと決断した次第です。



短歌人でのご縁を思うと、ただただ胸が詰まるばかりです。

選歌いただいていた編集委員さまからは励ましのお便りをいただき、
短歌人発行人さまにも、退会ご承諾のあたたかなお返事をいただき、
胸が一杯になりました。



短歌人のみなさま、三年間本当にありがとうございました。

お一人お一人にご挨拶いたしませず去ること、申し訳ありません。
どうかおゆるしくださいませ。





この記事、コメントは入れられない設定にいたします。

読んでいただけるだけで、じゅうぶんなのです。

お読みくださいました短歌人の皆様に、感謝申し上げます。



今後も、「短歌人」と短歌人の皆様のご活躍を、心よりお祈りいたしております。




それから、公式サイト管理人さまにリンク削除を申し出ましたのですが、
メールご覧いただけましたら、お手数ですがどうぞよろしくお願いいたします。




もしもいつか短歌人に戻らせていただく日がありましたら、
もう二度と短歌をやめない私になっているはずです。



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2010/02/18 (Thu) ヒッチハイクと言うてみむ

いまごろ、短歌人会員1・2欄のみなさまは
瀬賞応募作の仕上げに入られている頃でありましょう。

私は、三月号詠草送付(先月上旬)以来、短歌ひとつもできませず。
・・・先日ブログに書いたものを「1首」と言えるとしたら、あの1首だけ。・・・



七七が、くるしいです。



・・なんて、私なんぞが、甘ーーーい!!!こと言ってるってことが、ちゃんちゃらおかしい。


とも痛感するばかり、
ここしばらくのところ、ずしりずしりと
圧倒されつつ読み進めております、
(といっても読むことにも苦しさを感じてしまうので、本当に少しずつ、、)
歌集2冊。



佐々木靖子歌集『地上』

藤原龍一郎歌集『ジャダ』



こんなにも厳しく、真摯に、言葉に真向かうために、
歌を産み出すことを積み上げていく。

と改めて思う・・・そんな、
短歌の入り口がやっと見えてきたようなこの場所に来るまで、3年かかった私。

が、なんともはや、そこでリタイア。


今は何も考えず、
自分の心身が求め始めた俳句の世界に
おそるおそる、、でも、
胸高鳴らせ!
踏み込んでみたい。

と思います。

などと、もっともらしく書いてますが、、
俳句を作るのは、実は中学の授業以来かと。。
うう。短歌よりさらに、超超初心者なのでありまする。。。。

とかなんとか言ってるうち、すでに春。
俳句を作り始めた冬の句を、以下まとめて。
(今後は折々リアルタイムで綴ってまいります。)
 





  ア ド バ ル ー ン 師 走 の 朝 を 昇 り 切 る



  夢 は じ め 人 喰 ふ 蛸 に 追 は れ け り



  吼 え て 泣 く お の れ に 目 覚 む 冬 ひ な た



  霜 除 の 蘇 鉄 い く た り 踊 ら む と



  踏 み た が る 土 ふ ま ず な り 霜 柱



  ふ く ら ん で マ ス ク も ろ と も 笑 ひ 顔



  寒 月 や 東 京 タ ワ ー 飛 び 発 た ず



  べ つ ぴ ん の す つ ぴ ん と ほ り す ぎ て 雪



  ヘ ア ピ ン の 底 の う つ ろ や 霜 雫









まっこと拙い句らではございますが、
ふっと息抜きにでもしていただけたら嬉しいです♪
(高瀬賞執筆真っ最中!?の歌友のみなさまにも)

過去にボツとなった自作短歌を俳句にしてみると、
「なーんだ、私の歌なんて七七蛇足じゃん。。」
と合点がいくこと多し。





     た ん か 切 り ヒ ッ チ ハ イ ク す 春 寒 し    鈴雨





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2010/02/12 (Fri) ひとつのくぎり



      堪 へ ら る る 悲 し み か な し 沈 丁 花 





歌を詠むことで、私は気づいてしまったのです。

自分の中の深く深くに、かなしみが湛えられていることに。

悲観とか、つい悲しいことばかり考えてしまうとか、そういうことではなくて。

(、、んなこと書かなくてもわかってるってか




人が生まれて、生きて、生を終えていく。

たぶんそのこと自体が、かなしいのでしょう。

(・・・・「哀しい」「愛しい」の、「かなしい」です。)




短歌って、己の裡のそういう深みに、否応なく降りていこうとすることに思えます。

だからといって、私にはそれに見合うだけの「深い」歌が詠めるわけでもなく。

私はそもそも、能天気が自然体である人種だと思うのです。(心配性だけど。)

なのに、ただいたずらに、かなしみの井戸から水を引こうと降りていく。

そして、それを拒む自分と格闘してる。




これはちょっと、マズイな。

せっかく安定してる持病を、自らひっぱりだそうとする行為かもしれないな。

と私の免疫系は、警告サインを発信してる。




心身のバランスを崩すリスクを犯してまで歌を詠む価値は、私の短歌には、ないです。




よく使われる言い方ですが・・・

○○に選ばれし者。

スポーツでも芸術でも文学でも、まさにそういうひとたちが、います。




そのような輝く才が、とは言わないまでも人並み以上の才が、、あるわけでもなく。

また、才とは別の話、短歌を生み出すことを自分自身が求めてやまない、、わけでもない。

それならば、私が続ける理由は、意味は、なんなのだろう。




健康体ではないから、日々の中でそう多くのことはできない私が、

生きていく上で最もたいせつなこと、他の何にも代えられないこと。

それは、愛する人たちをたいせつにすること。です。

そのためには、まず私の心身をだいじにしなければならない。

けれど、短歌に真剣に向き合おうとすると、どうやら逆行してしまうようなのです。




単純な話、「体に合わないらしい」ということでしょうか。




それでしばらく、立ち止まって考えております。




ご心配くださっている方々もいらっしゃるかと思い、

ひとまずの経過報告でした。




そろそろ結論が出ると思います。

そしたらまた、ご報告します。




ではでは。






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2009/10/28 (Wed) 11月号会誌、角川短歌賞のことなど

11月号掲載詠草。




  ひむがしに向かふわたしの真上から飛行機雲の垂れきて九月


  ランチするといふ動詞わが使ひをりランチが目的にはあらぬとき


  孕みたることなきをんなふたりゐる凌霄花のなだるる下に


  孤独死のニュースの痛み(いつの日か)「己が残る」と去年言ひし君     *己/おれ


  ほろよひの夜話に死ぬ順決めしことなどをおもひつ結婚記念日


  くるぶしのてつぺんから冷ゆ はつあきの午睡によこたふうまずめの身の






******************




このところ「卓上噴水」の連作に、わが歌友のみなさまが次々登場!

先月は、(ニールヤング好きの!)YKさん。
今月は、ここ(鈴雨日記)ではわりとおなじみ(?)の、UMさん。

うーん。
さすがは、読ませる連作ばかりです。
すばらしい。


こうなると、来月あたりはあの方かも♪・・な~んて期待しちゃったりして。




・・・つかオモエも進歩しろYO!(自分にツッコミ)




***************




『短歌 11月号』にて、角川短歌賞を拝読。


山田航さんの受賞作「夏の曲馬団」には、
読み進む間、私のセツナサのツボが・・きゅう。きゅう。と。。。

なんとも説明のつかない、せつなさで。。




さて私の応募作は、編集部による予選にも残りませず。撃沈。


予選通過作品32編に、「短歌人」からお二人の作品が入っていました。


うち1編は、歌友でもあるホープ、Nさん!
・・・それでも、選考委員の○がついてないなんて。。ちょっとショック。。。

うーん。しかし、、佳作も読んでの総合的な感想としては、、、
選考基準て私などにはよくワカラナイという気もする。。
そりゃNさんの作品を知ってるわけでもないけど。。。




というわけで。
なんにしろ私は全く候補作のレベルにも遠く及ばない。
ということを納得。


応募作の50首、ざくざく手を入れて推敲&やりくりの上、またどこかに応募しようかな。

・・なんて節約じみたこと考えてるんですけど・・・・・
こういうの・・ダメ・・・・・?




*****************



公募短歌館は今月分応募し損ねてしまったのですが(せっかく栗木さんも選者なのに)

KKさん、特選おめでとうございます!

光る烏賊にはちょっとした思い入れがありますので~ちょっと親しみが~~♪♪



***************



題詠100首、最後の方は片づけたい一心で;ちょっと安直だったかも。。。


まぁなにしろ、完走。

ほっとしました。




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2009/10/01 (Thu) 10月号詠草、講座、ほか


  駆引きのいろとりどりの交錯のツールドフランスうるはしく行く


  仏蘭西の牧場のわき銀輪の群れ駆けぬけて牛も走りぬ


  とうに亡きひとの想ひに気づきたり 入道雲にひとりごと云ふ


  終はりへと急ぐ花火の打ち上げの綺羅かなしまむ天の過呼吸 


  あふむきてじ、じ、と辞世の油蝉ことしいくつをわが見届けむ


  八月のかどの八百屋の日除け幕風をはらめばトマトかがやく






けっこう重要な、掲載位置。

まぁいつも、抜きん出て良くもなく、そう悪くもなく、、、
ほどほどの位置をふらふらしている凡才ですが。

今回はちょっと落ちてたなぁ。。うう。。。
おいらダメダメちゃんだわ。。。



・・・と落ち込んでいたのですが、そもそもの落ち込み原因は或る事件(!?)。。
短歌とは無関係なので、またのちほど。。。



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三角點のUさんのコラム、『愛が足りない。』に、大いに共感。
私も、短歌への愛が足りない一人だなぁ。。。

時間とお金を使う優先順位に於いて、短歌の位置はまだまだ低いんだよね。。

なんて言いつつ、、
掲載位置がちょっと中ほどに下がった(優秀な歌は、トップかラスト)だけで
けっこう落ち込む半端なやつです。。

でも。でもね。入会した頃に比べたら、
私の中の短歌のプライオリティ(なんて言わずに優先順位と言え!)
ずいぶん上位に来てるんですよね。

だからゆるして。。(誰に言ってるのだろう)

少しずつですが。これからも。



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角川『短歌』10月号 公募短歌館 

 栗木京子 選 :特選
 伊藤一彦 選 :佳作


  日々夫に抱かれて音いろ澄んでゆくギターの胎をのぞくゆふぐれ  本田鈴雨


<選後評  栗木京子>

楽器を弾くしぐさはどこか愛撫に似ている。
夫の愛用するギターにひそかに羨望をいだく作者。
ギターの空洞の部分を「胎」と捉えたのが新鮮。
さらに、その「胎」を夕暮にそっと覗いてみる結句に不思議な情感が湛えられている。



うう。うれしかった。。
憧れの(私の憧れの女流歌人、多すぎ?)栗木京子さんの、それも特選の筆頭なんて。
評もうれしい。はい、まったくそのとおりです~~
読み取ってくださって、ありがとうございます~~~(;;)


この歌は、会誌の月例詠草に入れて採られなかったのを、直さず投稿したもの。
その月の会誌掲載6首は、父から夫に渡った思い出のギターの一連として
まとめてくださってありました。なのでこの歌の入る余地はなかったわけです。

毎回悩むところなんですが、掲載6首に対して15首を送ると、どうも一貫性がなくなって。
たいていは、15首に通じる大まかなテーマは設定しているのですが、
それをもう少し掘り下げて読むと、どうも2つか3つの主題に分かれてしまうパターン。

なので、選をお願いしているFさんによって、15首を
どのような6首に選歌しまとめていただけるか、ということも、毎回楽しみなのであります。
思いがけない6首連作となっていることもあり、やはり歌人ってすごい。
(選をしてくださる歌人の方々は、私にはすごい距離感で;こんな↑言い方で失礼します;)




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小池光さんの講座、私が申し込んだ1クールは、9月28日で終了。

今回の小池さんセレクトは、今年6月に亡くなられたという柏原千恵子さん。
歌集『彼方』から。(挙げられた26首から、特に私の好きな2首を。)


  春天より来てましづかにをるものの冷えて白蓮の花とぞなりぬ


  觸れねども不意にちかづく翳がみゆ「もののけ」とみゆ ぎらりとゆけよ



前回の安立スハルさんと通じるものがあり、凛とした精神を感じる。
小池さんが言われていた、この人は(本物の)歌人だ、という意味が感覚として
若輩者の私にも、ずずんとわかる気がしました。

歌壇で活躍されている歌人の歌集ももちろんですが、
こうやって片隅でひっそりと光を放っている歌人の歌も読まなくては、と思うのでした。

そう考えてみると、いまのところは、、、
借りられない(図書館や歌友の方が所蔵していない)歌集を、優先的に購入するべき?

うーん。
悩むところです。。。


・・・あ、ここで終わりにしてしまいそうになってしまった。


受講者の作歌課題は、「軍手」。

私の提出歌は


  あたらしき軍手の口をまるく開けのぞけばかまくらおもはるるかな


私のこんな、な~んも考えてない詠草のお隣が、とても深く重く胸を打つお歌で、、、
なんかとても自分がなさけないというかはずかしかった。。

で、今回は評だけでなく、全首についてその場で添削がいただけました。

私のは、
「なんか不思議な歌だねぇ。軍手の口まるく開けてのぞいたりするの?」
(軍手は手に合わなくて苦手で歌できず困り果て、新品出してのぞいてみたんです。。)
というようなコメントから入り、結句がゆるい。とのことで、


  あたらしき軍手の口をまるく開けのぞけば深き雪のかまくら


おお!すごい、一瞬にして鮮やかな1首に。(かなり感動)

わたくし提出歌考えてるとき「雪明り」とか「かまくらのごとし」という方向だったのですが
「深き雪のかまくら」。なるほど。
ひらがななら鎌倉とは区別されるという意識から、「雪の」と入れるとは考え及ばず。

子供の頃、東京の下町の空き地で作ったかまくらしか実体験ないせいかなぁ。
(その程度の思い出で「かまくら」を歌に出すことに腰が引けてた、ということもあり)

こういうちょっとしたところに、小池さんの北国の実感が表れているとも感じました。
私のこんな1首、ほんと、ちょいっと一瞬の手品ですね。

この改作、会誌詠草にさせていただきます。



4回受講した講座、いろいろ勉強できました。

私に向いてる歌って、やっぱり単純でぽんとできたようなのが良いみたい。

自作歌観(変ないいかた;)が変わったかしら。


またいずれ受講したいと思います。

ありがとうございました。


あ!

このハズカシイブログが小池さんの目に触れるかどうかはわかりませんが・・・
(触れて欲しいような、触れてたら大汗かきそうな;;;)


私のおりました席、ちょうど小池さんのお顔が見えぬ位置で
前回と今回、評の間もコンタクトがとれなくてお耳に届くような返事もできませず、
大変心苦しく、失礼いたしました。
またの機会には、お顔の見える席でと思っておりますです。



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2009/09/16 (Wed) 受講ばなし (加筆・追記しました)

月曜日、講座5回目(私にとっては3回目)を受講。

今回の小池さんセレクト歌人(歌集)は、安立スハルさん。

安立スハル、という名前しか知らず、それも「あんりゅう」と読むと初めて知りました。。

小池さんが引かれた歌には、少なからず衝撃を受け。
その重さ太さ厚さ、深さ鋭さ。そして人間を見る目のゆるぎなさ、やさしさ。

最後の方の、母への晩歌のあたたかさ明るさには、心を揺さぶられ。

どんと胸にくる、歌。

すごい人だ。

こんな言い方したらひんしゅくかもしれないけど・・・
その生、すごくかっこいい。
人としての、真摯な、本質的なかっこよさ、というか。

と私なんぞが簡単に言えるほどの人生であるはずもなかったであろうことは承知の上で。
(短歌の世界では人との交わりを絶たれていたようで、私的な面は謎だそうです)

でもきっと、もしこういう人が知り合いにいたら、
自分のうすっぺらな人間性を見透かされるようで怖くて、近寄れないだろうな。。

所属結社(コスモス)が、ご本人の没後に編んで刊行されたという歌集。
すぐには購入できないけれど・・読んでみたい。



課題詠草は、「掃除機」。

まったくできなくて、無理やり3つくらい作ったものの、出せるものにまでまとまらず。
ぎりぎりまで苦しかった今回。
タイムリミット前夜に、題詠100首に出すような単純なのができて、
「もうこれでいいや」と送った詠草が、予想外の好評をいただきました。うれしい~♪

(月例詠草にするか投稿するか未定なので、ここでは非公開)

そっか。
私最近考えすぎてたかな。
もっと単純に素直に詠えばいいのかも。

ということにちょっと気がついたかもしれませんね。





以下、余談です。


小池さんの講座の楽しみのひとつが、本題の前の雑談・・というか、
落語でいうところの、まくら。

今回のお話は、イチローの連続200安打記録達成のこと、先の選挙~政権交代のこと。

特に、今回の政権交代を、明治維新(歴史的規模はちがうけれど)にたとえたお話は
かなり興味深く、面白かったです。

戦後続いた自民党政治は、徳川幕府。麻生さんが徳川慶喜。(!)
民主党は薩長連合。ならば、西郷隆盛は、小沢さんか。
(しかし西郷さんて、しまいにゃ西南戦争起こして自刃しちゃう。よくわからない人物だ。)
すると鳩山さんが大久保利通ということになるが・・・これはちょっとねぇ。

みたいな、笑いも交えたお話。すごく納得してしまった。



先の選挙については、いろいろと思うところがありました。

理想と現実。
多数決という、民主主義のパラドックス。

選挙に於ける理想を貫いて、自分の1票が結果的に死票となるのか。
理想は一時棚に上げ、死票となるリスクを避け「現実を変える」ための駆引を選ぶか。

有権者として何が正しいのか、ということはわからないし、
いつの時代にも、世の中にはさまざまな見方や意見がなければならない。

ただ、「このままでは絶対に嫌だ。」という庶民の生活感覚を、意思表示として
政治に反映させることができたことは、大きな「果」であると、私は思っている。


マスメディア報じる世論調査を、信頼に足るものと考えるならば、という前提付きだが、
国民の多くが誰か(なにか)に鼓舞されて大挙して民主党に走った、のではなく、
(そんなに信用してないし、熱くなってもない)
現在の政治を変えられる確率に賭けてみた、という気持ちが大半だろう。


そういう私自身・・・

実を言うと、二つの票は合致していなかったのでありました。
(候補者名を記入した方は、死票となった。)


新しい政権だって難問山積だし、信用できるかどうかもまだわからない。
連立政権はまたもや短命に終わり、自民政権に戻るかもしれない。

でもとりあえず、今この時に、「政権が変わる」ことは必要だったのだと思う。



なんにしても、しっかりと今後を見ていきたい。
そしてまた、反映させたい。

もう、不毛な選挙、不毛な政治は、いやなのだ。



<追記>

だいじなことを付け加えるの忘れてました。

この選挙、終わってみたら「ここまで民主党が大勝するとは;」と
自分で投票しておいて結果にちょっと冷汗した人も多かったのではないか。
そういう怖さも少し学習できた気がする。
(郵政民営化一色のあの選挙からも「気をつけろ、踊らされるな!」を学習したハズ)

だからこの、諸刃の剣である、ひとりひとりが集まってできる数の力というものを、
使い道を誤らずに未来へつなげていかなければ
という痛切な思いもまた、新にしたのでありました。



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2009/09/04 (Fri) 角川短歌賞のことなど

2009年度の角川短歌賞受賞者が決定したそうです。


山田航さん、おめでとうございます!


といっても、お名前と所属誌しか存じ上げませんが。

その所属誌とは、「かばん」。
山田さんはいらっしゃいませんでしたが、「かばん」には
先ごろの合同歌会以来、私の中に少し親近感が生まれたような・・・

(佐藤弓生さんのおかげかしら?)

「短歌人」会員としては、くやしいような。
でも、なんだかちょっと、うれしいような。



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というわけで、告白します。

拙詠50首。
角川短歌賞に応募してありました。

その動機は、年齢。でして。
とりあえず、十の位が4のうちに。。

ま、今年と来年しかないですけどね。。。



さて、それで。


その50首、その後(もちろん誌上に掲載されない場合です)の使い道は
当然、月例詠草に。と思っておりました。

50首ですよ、50首!

これだけあれば、しばらくは左団扇。

と思いきや。

掲載6首、でも送るのは15首。(とは今年から決めたことで、実行中。)
3回分と余り5首。しかないんじゃん。。。



まぁ、それはそれなんですが・・・


月例詠草にまわすのは、まだ早いですかね???

んなことを考えて、昨年度の選考経過を確認。


編集部による予選に残り、候補作となった場合。
選考委員の方の○が一つでもついていたら、選考経過の中で1首以上は引かれるようだ。
なお、次席と佳作は、全50首掲載。
・・・が、これはないでしょう。現時点で通知がないので。


ううう。

誌上に、私の50首中どれかわらぬ1首ないし数首が掲載される可能性は、
万が一、いや、657(今年の応募総数)分のいくつかの確率で、ある。
ということだ。


早まるのはよそう。。
とりあえず、11月号の発表を待て。



このところ歌がダメダメな苦境にありますが、(・・ただでさえ凡才ですけど
楽な道ばかり考えずに、やっぱり産まねば。

駄作、凡作がいつのまにか作歌の元肥やしになってくれます。諦めてはあきません。

と、河野裕子さん語録にも書いてある。(『短歌』9月号より)



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『短歌』9月号 公募短歌館  
沢口芙美 選 佳作
松平盟子 選 佳作


 朝ごとに一日増えたるその一生まるめ籠めけむ祖母はシニョンに



この歌は、会誌6月号用に送って採られなかった1首をそのまま投稿したものです。
採ってくださったのは、女性選者。(公募短歌館の選者は、男女各2名)
男性には伝わりにくい内容ですよね、やはり。


公募短歌館で選に入ったのは、6月号以来。
たしか7・8月号分も投稿した記憶があるので、2ヶ月連続全滅(各4首ずつ)でした。

先月は投稿しそびれたけれど、できるだけ続けなくては。



おまけ。

このときの投稿4首中、連作3首。その選外、2首。
(会誌6月号掲載分も、連作の一部。会誌ボツ分を推敲したのが以下。)


 
  君よ知るや南の国のミニヨンはシニョンを結ひてゐたりけむかも


  しろたへのシニョンのつやのつつましく祖母は逝きけり春にふつりと





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それはそうと、題詠100首。

今年は、角川短歌賞(5月末日締切)で力尽きた感がありまして、
よろよろと6月にスタート。

10月一杯で完走するには、月20首というペース配分で来たのですが、
本日やっと8月分をクリア。。。



次回講座の出詠もまだだし。。。うう。。



・・・と、ちょっと苦しいこのごろですが・・・・



のらりくらりの私の人生後半(三十代終盤を折り返しとして)、

これくらいは苦しまなくっちゃね。




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2009/08/27 (Thu) 9月号詠草について、ほか蛇足

会誌9月号掲載歌




  色もたぬ膜のかなしみ光(て)るばかりラップフィルムの透きとほれずに


  蛇行するほそながき坂のぼりつめ出会ひぬ空と<青嵐歯科>に


  誤変換メールも恋文なりしころ舞つてゐますと君を待ちけり


  疲弊せる夫はつひに職を辞す<心>のロゴの社章をはづし


  シュラフより君が眺めし星空よダムの底へと没さむ村の


  眠るまへにはつかためらふ問ひかけをふたりの上のゆるやかな闇へ







ちなみに、1首目以外はすべて過去の題詠100首blogからの改作です。
元の歌は、以下のとおり。


  うねうねとほそながき坂のぼりつめ空と<青嵐歯科>に出会ひぬ  (2008年)

  誤変換メールさえもが恋文で「待っています」を「舞っています」と   (2006年)

  苦しんで悩んで君が辞めた社の社章のロゴはいまも「心」か   (2006年)

  ダム底へ没する村の星空をシュラフに見し日きみ語る宵   (2007年)

  すこしだけためらいがちな質問を眠りのまえのゆるやかな闇に   (2007年)



うーん。

進歩しているのだろうか。。

それとも・・・

つまらなくなってる!(というウワサあり。。)!?


どう思いますか?

歌詠む方も読むだけの方も、ご意見ご感想いただけるとうれしいです。



*****************



というわけで、以下蛇足なのではありますが。


個人的おつきあいのある方々には、歌でご心配おかけしてしまう場合もあり。

今回に関しては3首目、夫の退職の歌で「えっ!?」と思われました方・・・・・・


ついでに先月号でも少なからず衝撃を与えてしまったようで・・・・



えっとぉ、、、

あの手の歌は、掲載前にあらかじめオットの目を通過しておりますので(^^;;;

15首で提出しているから、「このうち6首どれが採られるかはわからないけど~。」

ということで。


会誌に載るだけなら了解は要らないけど、ブログに掲載歌のupを始めてしまった以上、
マズイ月だけ避ける、なんていうわけにもいきませんから。。


でもまぁ、それが、「伝える」ことにもなっているわけで。


理解のあるオットで、ありがたいこってす。


とかなんとかいわれつつ・・・
鮨屋の息子だったくせにさんざんツマのネタにされまくっている
本金なのでした。。




つまるところ。

私にとって短歌とは、夫へのメッセージツールでもあるようです。



・・・と認めざるをえない、今日この頃。。。




******************




あっ!

そうそう。

そのあたりのこと書いてて思い出したんですけど。


先日の合同歌会で、いちばん痛感したことは何かというと。


かなしいかな、私には
「かばん」のかたがたのようなファンタジーというかフィクション性の強い歌、、
書けないんだよなぁ。。。



だったのでありました。。



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2009/08/26 (Wed) 合同歌会と「短歌の読み書き」講座

夏季全国集会でお約束した、短歌講座の受講と、合同歌会。




<講座>


朝日カルチャーセンター「短歌の読み書き」、講師は小池光さん。
カルチャーセンターに入会し、講座全6回のうち3回目以降の受講申し込み。
今週24日で、4回目が終了。


講座に先立ち、課題の詠草(題詠)を数日前までに葉書で提出しておきます。

1回2時間の講座は、前半が「読み」の勉強(小池さんが選んだ歌集の抜粋)、
後半が受講者の作品の添削指導。

先日のテキストは、吉川宏志さんの最新歌集『西行の肺』から。
ポイントを押さえた小池さんの明快な解説がとてもわかりやすくておもしろく、
おまけに楽しい。
うーむ。やっぱり、すぐれた歌人の歌ってすごいなぁ。と思う。

受講者の作品の1首1首を読んで評していただくのも、
自分の歌だけではわからない部分が学べて、とても勉強になる。

私の歌は1回目も2回目もダメダメでしたが、
なにがいけないのかがそれぞれ明確になって、今後の指針となります。

①格調高く古典的すぎる文語表現は、無理に使わない。(歌につりあわない)
  直し:「なりなむ」→「なりゆく」

②1首でひとつのことを言えばよい。
 (ふたつの事柄を言おうとして、読む側には意味のわからない歌になってしまった)


次回は、9月14日。




<合同歌会>


23日日曜日、13~17時。

「かばん」の会の方々との合同歌会とのことで、わりと緊張していたけれど
短歌人の方々の顔をみたら気が楽になりました。


まず、うれしかったことが二つ。

最初玄関入って所在なくしていたときに、
「鈴雨さんですよね?ブログ読んでます!」と声をかけてくださった、初対面のTSさん!
(お名前を聞いて、きゃ~っ♪あのTSさん!?と心で叫ぶ)
加工なしのハズカシイ写真を掲載していたのが幸いしました。

また、座席は自由だったのですが、右隣に座られたのが「かばん」の佐藤弓生さん!
ドキドキしつつも思わず「ファンです!」とか言ってお話してしまった。(ひゃあぁ~~;)


さて本題。

前半は、「かばん」らしい歌・「短歌人」らしい歌について。

パネリスト4名の方々が、各会誌6月号を丹念に読んで作成されたレジュメをもとに
持論を展開され、たいへん興味深い内容でした。

後半は、歌会。全33首(欠席者の詠草も含む)、互選5首(以内?)。

席順に1首ずつの評をしていく。
私は感想程度のことしか言えず。進歩がない。。

で、私の選んだ5首は・・・
3首は、短歌人の方の作品。
2首は、「かばん」の東直子さんと佐藤弓生さんの作品でした。


全体的な感想としては・・・

「かばん」のかたがたの若々しくて柔軟で楽しそうな雰囲気が印象的でした。
「“短歌”でなければならない」という感覚から自由である、そんな感じももちました。
もちろんそれは、同じ結社に所属していてもひとそれぞれなのだと思いますが。
(「かばん」の会誌を読んだことのない私は、何も語る根拠を持ちませんが。)


個人的には、「やっぱり私には短歌人が合っているなぁ。」
ということを、再確認したような。


なんにしても、他結社の方々と交流を持つのは新鮮で刺激的で、楽しかったです。


左隣の席でご一緒した初対面のKさん、辞書ありがとうございました!
(なんとまぁ、私電子辞書持参するのを忘れてしまったんでした。。)
短歌人の仲間として、今後ともよろしくおねがいします♪


おさそい当初から駐車場のことを配慮・手配してくださった
短歌人のOさん、かばんのHさん、お心遣いまことにありがとうございました。
感謝です。






******************




あ・・・・・

夏季全国集会の歌会の記事・・・


どうしよう。。。

いまさら感絶大・・ですよね。。。。




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2009/08/04 (Tue) 8月号詠草



2009y08m05d_202011808.jpg





  今宵また酔ひどれは歌ひ明かすらし いだきあはざる夜夜の積みゆき


  ぎうにゆうのやみのそこひのひとり寝の疾うに亡きひとの夢 きれぎれ


  わたしたちプラトニックになりました 嗚咽を吸ひし枕しづもる


  八年のご愛顧有難う御座います。もう仕舞ひませう、イラナイハダカ。


  岐路に立つ夫婦であるかもしれぬのに汝がねむき手は手をもとめ来て


  腹の上にねむるてのひら鞣しなめしカーブ確かむ生命線の


  
  


おまけ:採られなかったうちの1首。


  あいされてゐるわたくしの恋はれざるにくたいならばここから棄てよ




(あのときのおこつてかなしいわたくしもうけとめるきみにまたこひをする)



ああ。愛するって、せつない。



2009y08m05d_202144712.jpg
咲きました。思い出の朝顔が、今年もまた。




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2009/07/01 (Wed) 7月号詠草&高瀬賞応募作の反省




  をさなかりし記憶に著き父の弾く旋律と黒きギターのひかり


  おもほゆる<黒い瞳>の開きゐる譜面と<影を慕いて>のイントロ


  ふちどりの螺鈿細工に虹の見ゆ きつとその穴覗いてはならぬ


  クラシックギターに替へてフォークギター選びしわけ訊きそびれたるまま


  父の手ゆ夫の手へと渡るとき褐色のギターれん、と鳴りたり


  誰ひとり言はぬなりその明白に いつか形見とならむギターよ






※2首目、誤植あり。「開きゐる」が会誌では「聞きゐる」になっていました。





*********************




前提として、詠う実力のことは、ここではちょっと置いといて。
(>いや、それが肝心だろ;)


今年の私の高瀬賞応募作品は、テーマ(わが体内の人工関節!)が
特殊すぎでした。

というのは承知の上ながら、まぁ一度はこれネタにしたいと思っていたので。

当然、共感を得るのが難しい。

説明のための歌も多くなる。

また、一般には理解しにくい、関節リウマチという自己免疫疾患のメカニズムが
連作の核となっていて(病名は出してませんが)、そのことと私のメンタルとの
関わり方を表現するのが、これまたかなりの困難。

というわけで、この結果、半分は予想のとおり(受賞はありえまい)でした。

が。

半分は、最終選考の候補には残れるだろうという楽観もありました。
(昨年初応募で、予想外!の候補残留で、実力を勘違いしちゃったから?・・・;)



ちなみに、自分の名前がないと認識した瞬間の心の声は・・・


やっちまった!!面目ない!!!


でした。。。

これってなんかヘンですよね。。。

何(誰)に対して???

・・・・「新人会」の皆様に対して????

なんでしょうねぇ・・たぶん・・・・・。



というわけで、応募作15首の使い道(!?)は、またゆっくり考えまする。



とんでもない思い上がりを猛省しますた。

謙虚な気持ちで出直します。



んで、来年も、がんばるずぉ。



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2009/07/01 (Wed) 高瀬賞発表

第八回 瀬賞発表


 受賞  眠る山鳩   中井守恵


 佳作  こころの在りか   魚住めぐむ

 佳作  肩幅   斎藤 寛

 佳作  猫の耳   山本照子




中井さん、高瀬賞おめでとうございます!

応募作を知らぬ時点で個人的に、
新人賞として最もふさわしい会員1・2欄仲間はどなたか?などと考えれば
それはもう、中井さんでしょう!という思いを持っていました。
まったく期待の通りで、そういう意味でも嬉しく、
「新人会」仲間としても誇らしい気持ちです。

作品は、静かで素直であたたかい、祖父への挽歌。
私が強く共感した選評を引かせていただくと・・・

>清新な作風と同時に構成力に惹かれ  (宇田川寛之さん)

>才気を巧く沈めてみせた佳作。  (藤原龍一郎さん)

まさにそのような一連と思いました。



魚住さん、佳作入選おめでとうございます!

私が入会当初の頃から注目させていただいていた、めぐむさん。
昨年高瀬賞に応募することを思い立ったのも彼女の何気ない言葉がきっかけで、
私に貴重な示唆を(意図せず)くださった先輩なのです。
(年齢は私よりずっとお若いです)

ただ作風が素直すぎるか、なにか物足りぬ感を持つことも少なからずありました。
それが、昨年終盤でしたか、読者をグッと惹きつける何かを得られたような。
以来、魚住さんの歌を読むたびに“一皮剥けた”感を勝手に持っていたのでした。

こういう・・会誌で「このひと一皮むけたな~!」と実感するときって、
読む側としてもなにか、目の前がパーッと開けたような感覚になるんですよね。
それも会誌を継続して読む醍醐味かな、なんて思います。

というわけで、魚住さんが佳作に入られたことも、すごく嬉しいです!

佳作『こころの在りか』は、
私の思う魚住さんの新境地(作風が進化したという意味での)に
ますます磨きがかかった・・・独自の肉体感覚という厚みが加わった、
その上で「こころ」というものを考えさせる、魅力的な一連(抄)だと思いました。



斎藤さん、佳作入選おめでとうございます!

歌歴は私と比較にならぬ大先輩、かつ入会は1ヶ月違いという同期のようなお方。
「新人会」では、会を牽引してくださる長谷川知哲さんと共に、兄貴分的存在です。

斎藤さんの作品のキーワードは、団塊世代(その哀愁)、諧謔、自虐、自己批判、
・・・などと勝手に決め付けてすみません(^^;

佳作『肩幅』の一連(抄)も、まさに“斎藤さん節”(“ヒロシ節”!?)。
それが評価されたこと、新人会の仲間としてもとても嬉しいです!



山本さん、佳作入選おめでとうございます!

私不覚にも、お名前をうっすらと記憶していたかどうか・・・
佳作『猫の耳』(抄)は、おもしろく痛快に拝読。
今回記憶に刻まれたお名前、今後は会誌でお会いすること楽しみにしております。




*********************


応募総数99作品。うち49作品が、最終選考の候補として挙げられた。
新人会仲間の方々も健闘、数名の方が含まれていました。これも嬉しい!


で・・・

最後になりましたが・・・・・

ワタクシ今回は箸にも棒にもかからず・・・・・

・・・いやいや、そうは言うまい・・・

みごと、玉と砕け散りましてございます。。。




高瀬賞選考に関しての、心に刻まれたお言葉をふたつ。



二〇〇九年度高瀬賞応募作品には一つの傾向が見られたように思う。つまり、
短歌の伝統的な方法であるところの人の心の奥に届こうとする姿勢が少なく、
代わって、己の境涯をややアイロニカルに自虐的に描こうとする傾向である。
私は、真正面から生に向き合う作品がもっとあっても良いと思った。
               

                             長谷川富市さん(選評から)



これだけの意欲作が集まるとやはり「どうしても歌いたい」という
気持ちがにじみ出ている作品が印象に残る。
「詩にはメッセージはない」という谷川俊太郎の断言(『文藝』09夏号)は
「職業詩人」の発言であって、これを短歌に流用するわけにはいかないだろう。
我々短歌愛好者は歌いたいものを歌えばよいのだ。


                           諏訪部 仁さん(編集室雁信から)




以上、己が反省と励ましのために。





また、評論・エッセイ賞(課題:父母を詠う歌)では、佳作に
昨年の高瀬賞受賞者の砺波湊さんと、
新人会(といっても大先輩)の近藤かすみさんが。

受賞作品は、水谷澄子さんの『くらぐらとたちくる死者を』。
永井陽子さんと直接の交流があった著者の検証・分析は、深く厚く、
とても読み応えがありました。



テーマにもよるけれど、
私もいつかは応募できるまでになれるのかしら。。


評論書けるなんて、とても思えない鈴雨であった。。。



うんにゃ。

エッセイならなんとかなるかも。。だぞ。。。。



どっちにしても、まだまだたくさんの歌を読まなければ。

それがなくっちゃ始まらないのだ。





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2009/05/29 (Fri) 6月号詠草、など

会誌6月号詠草。




  ポニーテール巻きて留めたるUピンの弧を圧せばかへる髪の弾力


  そのかみの記憶毛髄に刻まれてシニョンシニョンとわが髪の恋ふ


  束髪のゆたけきをとめ妻となり母となり初めし祖母の大正


  十六となりし日にわがおほ母の終をみとりきひとり真昼間


  花冷ゆる桜の園にたちつくす 合掌とは、あたたかきかな。


  桜咲く堤を見つつ草楽さ、回文つぶやく草なりわれは







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角川『短歌 6月号』公募短歌館、香川ヒサ選 特選



  マサイ族の裸足歩行にもとづきて創られし靴履くマサイびと      本田鈴雨



<選後評>

近年まで裸足で歩いていたマサイ族の裸足歩行を再現させる靴として開発されたのが、
MBT(マサイ・ベアフット・テクノロジー)である。我々が歩行姿勢を正すために履くのなら
あたりまえだが、なんと「マサイびと」そのものが履いて歩いているというのである。
裸足の人々を見たら靴が売れると考えるのが市場経済の論理とはいうものの、
その中に一旦取り込まれるやこんな危うい現象さえ起こるのだ。



投稿した4首のうち、かろうじて1首を香川さんお一人に採っていただけました。

4・5月号は、歌がなくて投稿できなかったので、3月号の佳作以来。
それが初めての特選となり、嬉しいです。
(詠草は、会誌用でボツになったのをそのまま投稿したもの)



  
***********************




「自分の名前をgoogl検索してみたら・・・」という話題がよくあります(ありました?)が、
私の場合。

本名(旧姓も)検索しても同姓同名の人けっこういそうだし、やっても別に得るものはない。
というのが本音ですが、実はちょっと怖いのかもしれません。

が、怖いというなら「本田鈴雨」で検索することの方が、はるかに恐ろしい。。

と思いつつも、年に1度くらい、やっております。。。
(臆病者なので、これくらいの頻度でかんべんしてください。ってかんじ。)

昨夜、久々にドキドキしながら検索。

ヒットするのは、①自分の記事&書き込み ②交際・所属(短歌人公式サイト等)範囲 
あとは、③題詠100首の鑑賞で取り上げてくださっている 
のを確認すれば、ひとまず安堵。(他になにを怖れているのかな~~~(^^;)

と思いきや。

ぎょえっ!?!?

「好きな歌人」というセンテンスの並びの歌人名に連なって「本田鈴雨」と・・!?

「歌人」!?、、私が!?!?、、えっ、、、、他人様から「歌人」て呼ばれる覚えない、、、、
(パニクり)

体中から一気に汗が噴き出し、血圧上昇。

い、いや、、、こここ、これきっと間にショックな言葉が入っているんだわきっと;;;

と、悪いことを予想しておく。


で、おそるおそる訪れてみたのが、こちら。

川鉄ネオンさんの『今週の俺が俺が』

ああ!題詠100首blogからおじゃましたことあるブログだ~
クリエイター系の方だな~と思ってたんですよね。

でも、以前はこんなに漫画載ってるの気づかなかった・・・

と、川鉄さんの各作品を読破。
夜半のリビングに響く「うくく;」や「がはは!」。(寝室からは、かすかにオットの大いびき。。)

先輩風もいいけど・・・
いもじタコジ、かなり好きですね。
でもいちばんは、思慮王かなぁ。

川鉄さんが、錚錚たる本物歌人の皆様に連ねて(大汗;;;)私を「歌人」と称してくださるなら、
私は「ネオン先輩!」と呼ばせていただきますぜ。(ひと世代違うようですが;)



というわけで、どこからを「歌人」と称するべきなのか?の是非はともかく・・・

初めて「歌人」と冠していただいてしまった記念に、
ウレシハズカシ;でもヒンシュクじゃ、、、??というキモチを、記しておこうと思いました。


ネオン先輩、拙詠を好感を持って受け止めてくださり、ありがとうございます。
素人芸でお恥ずかしいですが、イモリ4コマもたま~に描いております。
両生類がお嫌でなければ、見てやってくださいまし~♪

そうそう、楽天!ノムさんの育てた花が見事に開花してますね!
マーくんもクマさんも、華のあるすばらしいピッチャーいて羨ましい。。
クリネックススタジアムも行ってみたいです。交流戦はもう間に合わないですが・・・
あ!申し遅れました。わたくしこういう者→http://hsuzume.web.fc2.com/hansin.htm
でございます。今年はちょっとオットともどもココロが折れかけております。。

それから題詠100首、今年は大幅に出遅れましたが、これから参加します。
完走できるかどうかは微妙です。。。






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   花冷ゆる桜の園にたちつくす 合掌とは、あたたかきかな。



   ああ祈るかたちならむや異形なるわが指伸ばしさとしたまふは









実はこの2首、セットなのでした。

ので、改めて掲載しておきたく。




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2009/05/16 (Sat) 初めての、公開講座

第23回現代歌人協会公開講座 第2回

モダン vs ポストモダン/時代はどう超えられるか

パネリスト:阿木津英さん・藤原龍一郎さん vs 荻原裕幸さん・佐藤弓生さん
司   会:松平盟子さん



さる13日、聴講してきました。


どこからどこまでがモダンで、どこからがポストモダンか?
という定義の難しさ。

パネリストの方が各5首ずつ、モダンまたはポストモダンと感じられる歌を挙げられ、
それについて持論を展開し論じ合っていかれたのですが、
社会学的観点から捉えた場合の違いと、短歌という表現に作者が託しているものの違い、
という二つの分類の仕方が提示されていたように思います。

印象に残ったご発言から、私の中に端的に残ったいくつかのことを・・・
(以下、それぞれ「これがこう」という断定ではなく、断片として。)

●たとえばフェミニズムがモダンとすれば、ジェンダー・スタディーズはポストモダン。
●ポストモダンとは風俗。
●モダンには(定型の)形式観がある。ポストモダンは「うた」としての源を切り離している感覚。
●(ポストモダンに関して)形式から離れることでよりリアリズムであろうとする歌もある。
  (→子規以降のリアリズムをモダンとするなら、という意味を含む?)
●(ポストモダンに関して)言葉の緊張感を持たないという方法で、
  短歌形式としての良さをわざと使わないということがもったいなく思われる。
                                      

おもしろいな、と思ったのは、私にとっては同世代といえる荻原さん佐藤さんよりも、
阿木津さん藤原さんのおっしゃることの方が、感覚的にわかる、共感するご意見だったこと。
それは、短歌として普遍的というか・・・そういう、まだ短歌の世界の入り口にいる私にも
わかりやすいことだから、ということなのでしょう・・・。




・・・・・などと書いてきて・・・・

もうひとつ、例歌の比較で私がなるほどと思ったことを書こうか、
でもレジュメから一部写すことになるし、いいのかなそういうこと・・・

と迷い、つらつらと例歌を検索ワードにしてみたら荻原さんのブログに出て、そこで
公開講座のことと、モダンとポストモダンの区別をどのように捉えているかとの記事を拝読。

なるほど。

と、短歌のことまだよくわかってない私もそれなりに、一つの捉え方として
そういうことなのか~。と。といってもやっぱりよくわかんないけど。




でもやっぱり書いておこう。




  夢の沖に鶴立ちまよふ ことばとはいのちを思ひ出づるよすが  (塚本邦雄)


  栄光の元禄箸を命とか未来のために割りましょう、いま  (笹井宏之)




この歌の「いのち」「命」の、読んだときに意味として受けとる感覚の、重さと希薄さ。

(イコールそれが、モダンとポストモダン、と決定づけられるわけではないのだろうけれど・・・)

藤原さんが指摘されたこの差異は、私にはいちばんよくわかった気がしました。




講座の内容については、このへんで・・・。


なお、聴講された方で、この記事に関して何かお気づきの点がありましたら
恐れ入りますが、お知らせいただけるとありがたく存じます。



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2009/04/30 (Thu) 短歌人5月号、など




  閉づることなきファスナーの片噛みのすべらかにモノレールのきたる


  東京湾ちかき運河のみづのうへ袖すりあへる異種乗り物は


  左手にTCKの見えくれば反射として思ふスーパーオトメ


  首都高を駆けし牝馬のこころはも 左カーブに身は傾きぬ


  ブリッジへおほきループを疾駆するわれらの世界をひかりがうごく


  コンテナを踏みわけて立つ埠頭からきりんの群れは彗星を呼ぶ







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<歌集好き>と題されたKさんのコラムを、興味深く拝読。
歌集好きなKさんが、どのようにして歌集を入手されているのか、などについて・・
Amazon私も使ってます~と共感したりなるほどと思ったり。

短歌人に入会するまでほとんど読んでこなかった現代歌人の歌を、この2年間で
マイペースながら読み進めている。

歌友の方々からお借りする、図書館で借りる、という方法があるが、
好きな歌人・惹かれる歌人・読んでおきたい歌人の歌集というのは、
いつでも取り出して読めるように、所有しないとだめだ・・・と、昨年末に心から思った。

以来、歌集購入に拍車がかかり、読むペースが追いつかない状況。。

でも、1冊2000~3000円あるいはそれ以上の価格である歌集を新品で購入することは、
そうそうできない。なにしろ、「今欲しい」と思う歌集だけでも、何十冊とあるのだし。
読みたい歌人の代表的な歌集をさがすときは、オンライン書店の古書検索もフルに利用する。
が、求めるものは滅多に出ていない。

とりあえずは、できるだけ多くの歌人を知るという学びの目的と割り切って、
現代短歌文庫などを(主に選集となってしまうけれど)数冊ずつ購入している。

で、このところ踏ん切りがつかず二の足を踏んでいるのは、
今年1月に亡くなられた森岡貞香さんの『定本 森岡貞香歌集』(6825円)と、
短歌人の大先輩である、亡き永井陽子さんの『永井陽子全歌集』(6300円)。

両方とも、usedではみつからない。
新品ならすぐ手に入るのになぁ・・・。
あてもなく新古書で出るのを待つよりも、思い切って購入しちゃおうかしら。。。

連休には、本金さん同伴で神田で古書店めぐりするかな。





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25日に放映されたNHK BS2 『ニッポン全国短歌日和』。
私は正味30分ほど見ただろうか。

短歌人からは、選者に小池光さんと斉藤斎藤さん。
予選選者にも、先輩歌人の方がお二人いらした。


そして、投稿作品。

おおっ♪短歌人の会員2欄で最近快進撃の、Yさんだ!
奇を衒うというかんじがないのに切り口が新鮮で、魅力的な歌を詠まれている。
会誌5月号の会員2欄トップを飾ったカマンベールチーズの歌も、とても印象的で素敵。

5時間の放映時間内で私が視聴できたわずか30分足らずの間に、そのYさんの1首が、
たしか小池さんに採られていた。

筆箱の中で、とんがった鉛筆と同居している消しゴムの
可笑しくもあり可愛くもありせつない、おもしろくて惹かれる歌でした。

終了後の番組HPでは選考結果の発表があり、「ただよう」の題の1首が
斉藤斎藤さんの選者賞に!おめでとうございます~

うーん。すばらしいです。




ちなみに・・・

私は放映前夜に「苺」の題で1首投稿しておきましたが・・・

そりゃもう撃沈でございましたでしょう。。。

私ってレベル低っ・・・・(;;)

恥ずかしくてとても掲載できませんです。。。。



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2009/04/21 (Tue) 東京歌会

先の日曜日は、東京歌会でした。





   かくし絵や花にまぎるる目白二羽、三、四、五、六羽さくら落とせる




拙詠の評に当たられた方は、これを実景ではなく「かくし絵」そのものとして読まれまして、
それだと結句が意味不明とのことで。そ、それは、ごもっともでございます。。

たいていの方は実景として読んでくださったようなので、その点はいいんですが。

初句で「かくし絵や」ときて、これだと俳句ですね。とのご意見多し。


      かくし絵や花にまぎるる目白二羽


・・・はい。。。


「かくし絵のごと」のような直喩の仕方ではどうか?などのご意見もいただきました。


ここで、初歩的疑問なのですが・・・

初句を「~や」とするのは、短歌としてNGなのでしょうか???  

(あ、不満じゃなくて、本当に素朴に、わからないのです。。)

すみません、いまだそんなことも知りませなんだ。。。


「三、四、五、六羽」というのは、隠し絵で見つけていくように本当にそうだったので、
実験的な気持ちもあって、そのまま歌に詠み込んでみたんですが。

(できれば、「四」は「よん」でなく「し」と読んでいただきたく。。)

結句の「さくら」は、2句の「花」と重複とは思いましたが、散らすのではなくて
花首から落としますよね、それを言うために、最初「桜花」としたのですが
せめて「花」の重複だけでも避けようと、苦し紛れに「さくら」としました。

どちらにしても、まだまだ推敲の余地あり、ということですね。




*************************




さて、評の方でも・・・・

やっちまった。。


私が評に当たったお歌の結句は、「あらなん」。
推量か希望かと迷いつつ、その文法的違いが解かっていなくて、
歌の内容の意味だけから「ありなん」と混同して解釈してしまいました。


●あらなむ 
「あってほしい」の意。「なむ」は願望の終助詞。
未然形接続。


●ありなむ
「きっとあるだろう」の意。「なむ」は複合助動詞。
(完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」+推量の助動詞「む」)
連用形接続。



うくく。。むずかすぃ。。。。


文法苦手だからと回避してると、(電子辞書持ってるのに調べもせず;)
こういう間違いを犯すということです。。


蒔田さんが、

これは使い方が難しいんですから、きちんと使わなくちゃいけません。

という内容のコメントをおっしゃっていました。


そうですよね、使っちゃいけないのではない、きちんと使わなくちゃいけない。

私も、文法の間違いを恐れて無難なことばかりしてないで、チャレンジしなくては。


でも今回の歌会で、この「なむ」の用法を覚えられました!

覚えたら、使ってみなくっちゃね。




******************************




以下、余談です。


今回は、最初にちょうど歌友のNさんとお会いできたので、そのままお隣の席へ。

すすす、すると、、、
左隣にはICさん、お向かいにはKYさん、その左側にHRさん、右側にはSYさん(!)
と、、あこがれの大先輩女性歌人の方々の只中に座ってしまったのでありました。。


う、うれすぃ。。でも緊張。。。


終了して退席(私は研究会に参加せず。)する前には、KYさんから
「楽しいブログ、読んでますよ^^」
なななどと言っていただいちゃってぇ~~!!!

ひゃあぁ~~~どうしよう;はずかしい;;;いや嬉しい!!!

と、全身から大汗を噴き出しつつ

「えっっ、あっ、ありがとうございます!くだらないことばっかり書いててお恥ずかしいですっ;」

と・・・ちゃんとした日本語を答えられたかどうか・・・定かではない。。。



新年歌会でお声をかけてくださったお方といい、Kさんといい、このしょーもないブログ、、
私が思ってるよりはるかに多くの歌人の方々のお目汚しをしているんだわ、、、
(そりゃそうだ。短歌人会公式サイトからリンクしていただいてるんだから。。)
という思いを新たにしたのでありました。。。

だからってもう今さら、繕いようないけど。。。。


にしても・・・


超あこがれの酒井佑子さんを間近にしながら・・・

なにかと(歌評の合間とか)言葉を交わせる場にあったのに・・・

ただヘラヘラしてなーーーんにも言えずに終わってしまった・・・

超小心者のワタクシ。。。


嗚呼。。。。



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2009/03/30 (Mon) 70周年記念号

『短歌人』創刊から70年。
すばらしく読み応えのある1冊(4月号)が、先週届いた。

2007年の入会まで短歌に踏み込むことなく生きてきた私が
『短歌人』の歴史と交わった、ということの意義と
短歌人の一員である、ということの感慨を、
会誌到着以来、日々じっくりと拝読しながら、かみしめている。

私のような(いまだ)新参者にとって、本当に貴重なお話・情報が、もりだくさん。
各特集・個別の記事、その内容のどれもに感嘆をもらしつつ。

『短歌人』がいまここに在るということ、それ自体に対して。
日々無償のご尽力で発行を重ね続けてこられたこと・そしてこの記念号の発行に対して。
編集委員・会務委員のみなさま、そして今は亡き高瀬さんをはじめとする
すべての大先輩のみなさまに、心から感謝申し上げます。

そして、これだけの内容量の一冊を、“高瀬基金”によって
通常通りの代金にて読ませていただけることにも、感謝申し上げます。




**************************




拙詠は、以下です。




  わが右の後方歩く靴交互に視界へ来るぞチャバネゴキブリ


  ラップフィルム引きつつ夜半にかそか聞くわがたましひの曳かるる軋み


  東北線車内に在りし何某氏の風邪は夫に運ばれ来たり


  わが識らぬわれは何をかかなしまむ眠りの呼気にこゑをともなひ


  このからだ共鳴胴となりて鳴り咳を咳突き咳のぼり来る


  なにごとのありて水槽出でたるやあはれ直訴の沼海老は干ぬ





  * しまった。。「来たり」は「来り」が正しいのだった。確認不足の失敗。。。

 


「作品月評・2月号」より。 (会員2欄担当:小池光さん)


  キヨスクをキヨスケと呼ぶ母の買ふ都こんぶのほのあまき粉  本田鈴雨


 キヨスケにリアリティある。何度教えてもキヨスケと言う。母君の言語感覚まっとう。
 キヨスクよりキヨスケがいい。下句のディテールがまた泣かせる。
 時にわたしも都こんぶを買うので同感しきり。
 「呼ぶ」は「いふ」にしたい。「いふ」「買ふ」と踏んだ方が面白く、展開にはずみがつく。



 うれしく拝読!
 なるほど!です。
 ありがとうございました。

 (自分に)
 母は遊び心でわざと「キヨスケ」というので、意志を含んだ「呼ぶ」を
 なんの考えもなく、ただそのまま使ってしまった。
 事実に“捉われる”のと“拘りを持つ”のでは、ちがうということだ。
 歌として読ませる。というこだわりをこそ、持ってみよう。


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2009/03/03 (Tue) 投稿詠草




  すんすんと薄の波にひかり棲み武蔵野線の鉄路冷えゆく


           薄/すすき (角川「短歌」2月号 公募短歌館 池田はるみ選 佳作)






  駅前に花屋ケーキ屋となりあひ硝子の内にハレを商ふ


                   (角川「短歌」3月号 公募短歌館 春日真木子選 佳作)  

    





投稿は現在、月刊誌(角川)「短歌」の公募短歌館に、
出せる詠草があるときだけ投稿しています。

上の2首とも、「短歌人」の月例詠草で採られなかったものでした。
(ちなみに「駅前に」の歌は、12月東京歌会での題詠「駅」で、提出しなかった方の歌です)

ボツになった歌を、推敲して又はそのまま、投稿用にしますが
1度に4首送るので、なかなか毎月とはいかず・・・

実際、上の2首も・・・
提出4首で選者4名×特選・秀逸・佳作の三段階中、
なんとかお一人の選者の方にぎりぎり採っていただけた、というところ。



・・・並べてみたら、歌のつくりがおんなじじゃん。。ワンパターン。。。



凡才ワタクシ・・・

現在これで、いっぱいいっぱいでございます。。。



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2009/03/03 (Tue) 「短歌人」3月号詠草



  マンホールの蓋に挿されたる一茎のデンドロビウムファレノプシス


  供花ならむ蘭はマゼンタ新宿の暗渠を塞ぐ鉄のディスクに
  

  この穴の通ずる先の穴にゐて水道工事夫は殉職せしを


  <雪国>の名にごまかされまいとする我がこころねを舞茸に詫ぶ


  太郎月たのしき者や其処にゐむ宙を視つむる赤子わらふよ





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プロフィール

本田鈴雨(ホンダスズメ)

Author:本田鈴雨(ホンダスズメ)
愛称:すずぼん(鈴凡)

昭和に生まれ育ちました。
ゆるゆると生きております。
本館「鈴雨のお宿」にも、
ぜひおいでくださいませ。
(リンク集からどうぞ。)

なお、土日祝日はPC休業日
とさせていただいております。
亀レスになりましたら、
なにとぞおゆるしを。m( _ _ )m

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