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2009/10/01 (Thu) 10月号詠草、講座、ほか


  駆引きのいろとりどりの交錯のツールドフランスうるはしく行く


  仏蘭西の牧場のわき銀輪の群れ駆けぬけて牛も走りぬ


  とうに亡きひとの想ひに気づきたり 入道雲にひとりごと云ふ


  終はりへと急ぐ花火の打ち上げの綺羅かなしまむ天の過呼吸 


  あふむきてじ、じ、と辞世の油蝉ことしいくつをわが見届けむ


  八月のかどの八百屋の日除け幕風をはらめばトマトかがやく






けっこう重要な、掲載位置。

まぁいつも、抜きん出て良くもなく、そう悪くもなく、、、
ほどほどの位置をふらふらしている凡才ですが。

今回はちょっと落ちてたなぁ。。うう。。。
おいらダメダメちゃんだわ。。。



・・・と落ち込んでいたのですが、そもそもの落ち込み原因は或る事件(!?)。。
短歌とは無関係なので、またのちほど。。。



******************



三角點のUさんのコラム、『愛が足りない。』に、大いに共感。
私も、短歌への愛が足りない一人だなぁ。。。

時間とお金を使う優先順位に於いて、短歌の位置はまだまだ低いんだよね。。

なんて言いつつ、、
掲載位置がちょっと中ほどに下がった(優秀な歌は、トップかラスト)だけで
けっこう落ち込む半端なやつです。。

でも。でもね。入会した頃に比べたら、
私の中の短歌のプライオリティ(なんて言わずに優先順位と言え!)
ずいぶん上位に来てるんですよね。

だからゆるして。。(誰に言ってるのだろう)

少しずつですが。これからも。



*******************



角川『短歌』10月号 公募短歌館 

 栗木京子 選 :特選
 伊藤一彦 選 :佳作


  日々夫に抱かれて音いろ澄んでゆくギターの胎をのぞくゆふぐれ  本田鈴雨


<選後評  栗木京子>

楽器を弾くしぐさはどこか愛撫に似ている。
夫の愛用するギターにひそかに羨望をいだく作者。
ギターの空洞の部分を「胎」と捉えたのが新鮮。
さらに、その「胎」を夕暮にそっと覗いてみる結句に不思議な情感が湛えられている。



うう。うれしかった。。
憧れの(私の憧れの女流歌人、多すぎ?)栗木京子さんの、それも特選の筆頭なんて。
評もうれしい。はい、まったくそのとおりです~~
読み取ってくださって、ありがとうございます~~~(;;)


この歌は、会誌の月例詠草に入れて採られなかったのを、直さず投稿したもの。
その月の会誌掲載6首は、父から夫に渡った思い出のギターの一連として
まとめてくださってありました。なのでこの歌の入る余地はなかったわけです。

毎回悩むところなんですが、掲載6首に対して15首を送ると、どうも一貫性がなくなって。
たいていは、15首に通じる大まかなテーマは設定しているのですが、
それをもう少し掘り下げて読むと、どうも2つか3つの主題に分かれてしまうパターン。

なので、選をお願いしているFさんによって、15首を
どのような6首に選歌しまとめていただけるか、ということも、毎回楽しみなのであります。
思いがけない6首連作となっていることもあり、やはり歌人ってすごい。
(選をしてくださる歌人の方々は、私にはすごい距離感で;こんな↑言い方で失礼します;)




*********************



小池光さんの講座、私が申し込んだ1クールは、9月28日で終了。

今回の小池さんセレクトは、今年6月に亡くなられたという柏原千恵子さん。
歌集『彼方』から。(挙げられた26首から、特に私の好きな2首を。)


  春天より来てましづかにをるものの冷えて白蓮の花とぞなりぬ


  觸れねども不意にちかづく翳がみゆ「もののけ」とみゆ ぎらりとゆけよ



前回の安立スハルさんと通じるものがあり、凛とした精神を感じる。
小池さんが言われていた、この人は(本物の)歌人だ、という意味が感覚として
若輩者の私にも、ずずんとわかる気がしました。

歌壇で活躍されている歌人の歌集ももちろんですが、
こうやって片隅でひっそりと光を放っている歌人の歌も読まなくては、と思うのでした。

そう考えてみると、いまのところは、、、
借りられない(図書館や歌友の方が所蔵していない)歌集を、優先的に購入するべき?

うーん。
悩むところです。。。


・・・あ、ここで終わりにしてしまいそうになってしまった。


受講者の作歌課題は、「軍手」。

私の提出歌は


  あたらしき軍手の口をまるく開けのぞけばかまくらおもはるるかな


私のこんな、な~んも考えてない詠草のお隣が、とても深く重く胸を打つお歌で、、、
なんかとても自分がなさけないというかはずかしかった。。

で、今回は評だけでなく、全首についてその場で添削がいただけました。

私のは、
「なんか不思議な歌だねぇ。軍手の口まるく開けてのぞいたりするの?」
(軍手は手に合わなくて苦手で歌できず困り果て、新品出してのぞいてみたんです。。)
というようなコメントから入り、結句がゆるい。とのことで、


  あたらしき軍手の口をまるく開けのぞけば深き雪のかまくら


おお!すごい、一瞬にして鮮やかな1首に。(かなり感動)

わたくし提出歌考えてるとき「雪明り」とか「かまくらのごとし」という方向だったのですが
「深き雪のかまくら」。なるほど。
ひらがななら鎌倉とは区別されるという意識から、「雪の」と入れるとは考え及ばず。

子供の頃、東京の下町の空き地で作ったかまくらしか実体験ないせいかなぁ。
(その程度の思い出で「かまくら」を歌に出すことに腰が引けてた、ということもあり)

こういうちょっとしたところに、小池さんの北国の実感が表れているとも感じました。
私のこんな1首、ほんと、ちょいっと一瞬の手品ですね。

この改作、会誌詠草にさせていただきます。



4回受講した講座、いろいろ勉強できました。

私に向いてる歌って、やっぱり単純でぽんとできたようなのが良いみたい。

自作歌観(変ないいかた;)が変わったかしら。


またいずれ受講したいと思います。

ありがとうございました。


あ!

このハズカシイブログが小池さんの目に触れるかどうかはわかりませんが・・・
(触れて欲しいような、触れてたら大汗かきそうな;;;)


私のおりました席、ちょうど小池さんのお顔が見えぬ位置で
前回と今回、評の間もコンタクトがとれなくてお耳に届くような返事もできませず、
大変心苦しく、失礼いたしました。
またの機会には、お顔の見える席でと思っておりますです。



短歌・俳句 | trackback(0) | comment(10) |


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明日は大雨予報 

こんばんはー★地震、津浪、台風。南洋は大変だ~。

>あふむきてじ、じ、と辞世の油蝉ことしいくつをわが見届けむ

このお作、よろしいですな~(^^ゞ
毎年、「蝉」といえば瀕死の白鳥(SWAN SONG, ってZep.?)のを
歌にしたくなりますね。やはり「もののあはれ」なんでしょーかしら?

「あはれ」といえば、近所の植え込みの赤白の彼岸花が、
既に酣も過ぎた姿で突っ立ってるのは、超あはれでした…★

2009/10/01 19:25 | 冥亭 [ 編集 ]


ちょっとほっとしました。 

書きながら、こんなこと書いていいのだろうかと思っていました。
実際に掲載され、こんなこと書いてしまってよかったのだろうかと思っていました。
(だったら書かなきゃいいのに!笑)

すこしでも共感していただける部分があったならよかったです。
ありがとうございます。

2009/10/02 12:32 | めぐむ [ 編集 ]


 

ギターの句よいですねー♪
かまくらの句の添削、すごいですね、感動!!

2009/10/02 12:55 | [ 編集 ]


 

『短歌』,鈴雨さんのお歌が特選主席と聞いて楽しみで,先日本屋さんで立ち読みしてきました(買わない私も,愛がたりないのです…)。いいお歌ですね!感動しました♪

小池さんの講座のお話,ためになりました。
ありがとうございます。いいなぁ。
私もいつか受けたいです。

2009/10/02 16:52 | りりん [ 編集 ]


 

●冥亭さん

こんばんは~♪
本日は大雨に降られてきました。私というより車が。。

>このお作、よろしいですな~(^^ゞ
ありがとうございます~
でも、たまたま酷似情景の、或るお歌が同時期に存在し、
そちらを読むと(公には未公開ですが;)私のなんて霞と消え去りそうです。。

酣を過ぎた彼岸花・・・
うう。あれはあはれあはれ。でございますね。。
紅白でうらぶれてるというのが殊更に。。
たぶん、葉っぱがないばっかりに。。。

(ZepのSWAN SONG、、あったような気もしますが;記憶埋もれてます。。)

さて。
なんとか3位に返り咲きましたが、どうなることやら・・・

あ!さきほどリンクさせていただきました!!
よろしくおねがいします!!!


●めぐむさん

みはるさんも共感されてましたよ☆
読んでほっとした人こそ多いのでは!?と思います(^^;


●よしこねーさん

ありがとうございます~♪
添削はほんと、感動ものですよね!


●りりんさん

ありがとうございます!うれしいです。
短歌雑誌も毎月のことだし、、あれもこれもだとキツイですよね(^^;

講座、いつかご一緒できますように♪

2009/10/02 19:19 | すずぼん [ 編集 ]


 

めぐむさんの「愛がたりない。」、そう、そう・・・・と共感して読んだひと、多いんじゃないかな?
僕も先日あるお方が、一時期、睡眠時間を削って集中的に歌集を読んだなどと言われるので、もう消え入りたい気分でした。
めぐむさんの温泉卵にやつあたりする歌(「短歌人」10月号)、爆笑しちゃいました!こんな歌が浮かぶ方は十分に愛がたりてるとおもう。

2009/10/03 04:24 | tamaya [ 編集 ]


 

すずぼんさん

今晩は♪

「あたらしき軍手の口をまるく開けのぞけば深き雪のかまくら


おお!すごい、一瞬にして鮮やかな1首に。(かなり感動)」


この添削がされた瞬間、教室が「おおっ」と、どよめいた・・・気がしました。
ほんとうに鮮やかでしたね。

いろいろなお歌が、添削されるのを見て、聞いて、得るものが大きかったです。

2009/10/04 22:20 | ラマーレ [ 編集 ]


 

●tamayaさん

そうそう!温泉卵の歌、楽しいですよね♪
>こんな歌が浮かぶ方は十分に愛がたりてるとおもう。
まったく同感で、めぐむさんの可愛らしさ(と言ったら失礼でしょうか?)に惚れなおしてしまった私です。

tamayaさんの“歌集評”にも、歌を詠むひとへの愛が詰まってました☆


●ラマーレさん

またまた亀レスですみませんっ;

そうでしたね、たしかにあの添削の瞬間、静かなどよめきが起こりましたよね~!
これをちゃんと糧にしていかなければ。と思いましたです。

そうそう、あの日のお歌でラマーレさんの歌歴の深さを知り、ますます自分の浅さを痛感、、です。
またどこかでご一緒させてくださいませ。
あ、某研究会のレジュメのコピー、ありがとうございました!

2009/10/06 17:00 | すずぼん [ 編集 ]


 

 
すずぼんさん

みはるさんのところも見ました。
よかった。。。ますますほっとしました。
書いてよかったかな…と思えるようになりました。
温泉卵の歌で、惚れなおしてもらえてうれしいです(笑)。


tamayaさん

ありがとうございます。
温泉卵の歌、爆笑してもらえて光栄です(笑)。
愛がたりてるといってもらえてうれしくなりました。。。
 

2009/10/06 23:33 | めぐむ [ 編集 ]


めぐむさんへ 

コメントありがとうございます!
今後も楽しみに読ませていただきます♪

2009/10/08 14:19 | すずぼん [ 編集 ]


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本田鈴雨(ホンダスズメ)

Author:本田鈴雨(ホンダスズメ)
愛称:すずぼん(鈴凡)

昭和に生まれ育ちました。
ゆるゆると生きております。
本館「鈴雨のお宿」にも、
ぜひおいでくださいませ。
(リンク集からどうぞ。)

なお、土日祝日はPC休業日
とさせていただいております。
亀レスになりましたら、
なにとぞおゆるしを。m( _ _ )m

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