私の絵心は母譲りだと、母亡き後初めて知った。

アート系は父方の血だと、
なんとなく思い込んでいた。

父方の祖父が書家だったこと、
父が物作りの得意な器用な人で音楽好きだった、
そんなイメージから派生した思い込み。

でもそういえば、
創作物と図面以外、父の絵は見たことなかった。
…ような気もする。というか憶えていない。

幼い姉をササッとクロッキーしたこの紙切れは
母の死の翌月に遺品整理で見つけた。

私は画像に残し、現物は姉に渡した。

・・・・・

そして翌年春、姪からの画像。





母親であれば、誰もがこの
後ろ姿の愛くるしさ、愛おしさに微笑んで
この姿を記録しておきたくなるのだろう。

幸せな、記録。