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2008/12/03 (Wed) 江戸東京博物館

いつも首都高走るたび目についていた、江戸東京博物館
先週土曜日、初めて行きました。

招待券2枚をいただいた、ボストン美術館 浮世絵名品展 。最終日1日前。

浮世絵って、ほんと、デザインアートですよね。


美しい紫色が保存されているスポルディング・コレクションは、もちろん見られませんが。

今回特に目新しく思えて印象に残ったのは、“幕末のビッグネーム”の1人、国芳

(ボストン美術館所蔵作品にリンクします。ズームを経てフルスクリーン表示で見られます。)



当世商人日斗計 日九時

 商人の一日を時間ごとに描いた美人画シリーズのひとつ。日九時とは、正午のこと。

 ●国芳の美人画の顔はあまり美しくないけど(少女趣味的には、やはり春信かな。)
   このシチュエイションがちょっと斬新で面白く、また、親しみが湧く。
   義太夫の稽古に飽きたのか、商家の女性が猫を足でじゃらしている。
   胸元の赤い紐は何かと思ったら、“掛け守り”の紐だそうです。  


                  
東都御厩川岸之図

 江戸名所を扱い隅田川を描いたシリーズのひとつで、浅草周辺の隅田川べり。
 
 ●この土砂降りぶりが、すごい。撥ね上がり激しくぬかるむ泥(砂?)、
   バシャバシャと打ちつける雨の勢いが、これでもかと迫ってくる描写。
   見ているだけで雨音に閉ざされてしまうような、臨場感のある描き方に驚きました。



東都名所 てつぽふづ

 洋風名所絵シリーズのひとつ。

 ●まず、釣り人を描いたデッサン力に脱帽。さらに、
  人物や岩など陰影のみごとな立体感に眼を奪われる。
  現代なら、絵の巧い漫画家というかんじです。



東都富士見三十六景 佃沖晴天の不二

 “江戸っ子の生活の中に見える富士、という感のある”(←解説による)シリーズのひとつ。

 ●一見して、「この構図はなんなんだ!」とインパクト大。
  一般的な構図のセオリーから考えると・・・
  富士を中央(!)に置き、さらに、そこに向かうムーブメントをここまで強調しておきながら
  (それも交差させてるし!)、画面(富士)半分を網で覆ってばっさりと分割。
  ・・・巨匠にセオリーは不要という、代表例?
  というか、セオリーを壊すことから、デザイン性が生まれる。ということでしょうか。

  それにしても、船頭の着物や手ぬぐいが風になびく描写が見事。
  これを見て「漫画的」と思ってしまうということは、逆に、漫画家が巧みだってことですね。
  そのことは、広重の団扇絵の下絵(筆ではない?太いラインのペン画に見える)を見ても
  強く感じました。



そして・・・

出品作品中、夫婦揃ってもっとも惚れ込んだ「版画で欲しい!」と思ったのは、広重
(だいたい好みが似ているようで、国芳についてもことごとく意見一致したんですが。)


阿波鳴門之風景

鳴門というと、力強く激しい描写が多い気がしますが(って浮世絵に詳しいわけじゃないけど;)
この大きな画面に、穏やかに明るく描かれて・・開放感が気持ちよいのかな。
とてもうつくしかったです。

帰りに図録を購入しつつショップを見ていたら、アダチ版画さんの出店が!

我が家には、アダチ版画製、画狂老人卍の「甲州石班沢」が
玄関でご来客をお迎えしておりまして。

で、「広重の鳴門もほしい!」と思っていた二人、みつけました。
が・・・3枚続きの大画面、額装込みで十数万円。。いずれ余裕ができたら・・・?

ということもありますが、ちょっと色が・・海全体が、きれいな淡い水色で、イメージが違いました。
全体が平面的で、印象がずいぶん薄いんです。
現存しているものも、実際に刷られた当時は、もともとそういう色だったのかもしれませんが。

うーーん。話は外れますが・・
源氏物語絵巻の復元、素晴らしく美しかったですね。(ハイビジョン放送で見ただけですが)
やはり、作者が生み出したそのままの作品を鑑賞したい、という思いは基本的にありますが、
年月を経た味わいも捨てがたい・・・と。。
(照明でもずいぶんイメージが変わると、いう要素もあるでしょう)

「阿波鳴門之風景」を鑑賞して、改めて思ったのでした。。



さて、それで。
鳴門をあきらめた二人は、見本に飾られている画狂老人卍のおなじみの作品を物色。

本金は、百物語
私は、あやめにきりぎりす
を、それぞれ欲しがり。

結局、カタログ請求だけしてまいりました。。。


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鈴雨さん
そうそう、若いときに半泥子の窯の器がほしいとか、アイズピリーの「花」を家に飾りたいとか、輪島の蒔絵の棗がほしいとか、いろいろあって、結局画廊やギャラリーに頼んで月賦で買ったりしたものです。塗師(ぬし)には即金だったりして(汗)。

美は、思い立ったら頑張って買うのですね。特に夫婦の意見が揃った際には。

2008/12/03 22:45 | chitetsu [ 編集 ]


 

うわ!!見たい行きたい!!!
美術館で、直接?見ると、感動も一入ですね。
私も欲しい作品がいくつかあるのですが・・・高いですよね・・・買えません。

鈴雨さんのmixiのコミュを見て、感動しました!!
シーーザーー!!
私も動物のお医者さん大好きで、未だに読み返してます。

2008/12/04 09:55 | pon [ 編集 ]


chitetsuさんへ 

おお~っchitetsuさん邸のすばらしいコレクション!ちょと興味深いです。
って、押しかけるわけじゃないですっ(^^;

>塗師には即金
・・・なんかカッコイイ世界☆

よっしゃー、我が家も頑張りますか♪

2008/12/04 17:48 | すずぼん [ 編集 ]


ponさんへ 

えっ!そうでしたか!ponさんも浮世絵系お好きですか!?
版画、見てるとたくさん欲しくなっちゃいますよね(^^;

あ~、そしたら・・お聞きしてみればよかったです。。
実は、私を含む二人分は、障害者手帳本人と介助者として無料で入れるんだったのです;
それで、行く前日に「誰か行きたい人いないかな~」と考えたのですが、もう最終日間近だし・・・
どなたも無理そうなので、せっかくだからと招待券で入場したのでした。
今度また機会がありましたら、できるだけ早めに連絡しますね♪

シーザーコミュ!たまにのぞいて、一人爆笑してます^^
ponさんも、吼えて吼えて吼えまくりましょう!!!
私も2年前?に1度吼えたきりなので、近いうちに・・・(^^;

2008/12/04 18:01 | すずぼん [ 編集 ]


 

浮世絵いいですよね~
わたしは英泉が好きです。

2008/12/04 18:41 | flower [ 編集 ]


 

英泉、知りませんです~(^^;
あとで調べてみよっと。。
flowerさんのことだから、マニアックなんじゃないのかな。。。

2008/12/05 18:25 | すずぼん [ 編集 ]


 

浮世絵は本物見ると更に「すげ~!」(まあ、お下品)って思いますよね。ワタクシ版画やってた割にはじぇんじぇん詳しくないですが、やっぱり広重かな~、欲しいのは。

2008/12/06 21:22 | しのばる [ 編集 ]


 

おっと、そうだった!今じゃ生活感あふれすぎで、ビ大生だった乙女時代などすっかり忘れさせてますがな。。
それにどうもいまだに、デザイン科行ったような気が・・(^^;
版画科でエッチングぅ~♪だよね?あ?リト?(区別が・・;って作品1枚もらったっけな;)
まぁ一通りやるんだろうな・・木版おもろかった?

そういえば、BOWIEさまのショッキングピンクのシルクスクリーンの年賀状、いまでも覚えてるわ。。(もうないけど)
今度あれ復刻させてください!来年の年賀状あれで!!!(無理?)

というかさぁ。
しのばるも創作活動再開して、早く3人展やろうよ。。

2008/12/08 16:06 | すずぼん [ 編集 ]


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プロフィール

本田鈴雨(ホンダスズメ)

Author:本田鈴雨(ホンダスズメ)
愛称:すずぼん(鈴凡)

昭和に生まれ育ちました。
ゆるゆると生きております。
本館「鈴雨のお宿」にも、
ぜひおいでくださいませ。
(リンク集からどうぞ。)

なお、土日祝日はPC休業日
とさせていただいております。
亀レスになりましたら、
なにとぞおゆるしを。m( _ _ )m

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